Trambia ブランケット&ショール 〜白〜
¥2,700
SOLD OUT
真っ白な清潔感。
レースの様な軽やかさが、これからの季節に良くあいます。
Trambiaの呼ばれる、美しい織りが特徴で、独特の凹凸の文様が美しいブランケット&ショールです。
膝掛けにもショールにも、お使いいただけます。
フィリピンから届いた手仕事を感じながら、夏を楽しんでください。
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フィリピン・ルソン島北西部にはイロカノ織物と呼ばれる、16世紀のスペイン統治時代に伝わった織物の盛んな地域があります。
その地域の一つに、ラウニオン州バンガー町に伝わるのは「二人で織る」幅の広いブランケット作りです。
様々な織物がイロカノ地域には残っていますが、幅2メートル近い織り機の両端に腰掛け、互いにシャトルを投げ合い、織物をする光景はこの町ならでは。
「相手が違うと、変な感じがするよ」
15年以上のペアを組んできた織り手さんは、そんな風に語ってくれました。
この町のブランケットは「TRAMBIA」と呼ばれる、シンプルながらも美しい織りの柄が表れるのが特徴です。
息を合わせて、足と手をシンクロさせて織られるこのブランケットは、永年の経験と技術がなければ織ることが難しいそうです。
生産に当たるのは主に女性たちで、農業や他の仕事の合間に製作しています。
織り手の高齢化問題も残っていますが、きちんとした収入源を得られる仕事として認知されることで、若い世代にも見直されるべき素晴らしい手仕事です。
【製作の様子はこちら】https://youtu.be/LRlouq36nQg
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・素材について
現在イロカノ地域で使われている糸の素材は、ポリエステル製が主流になっています。
昔イロカノ地域では、綿の栽培も地域で行われていたそうです。
綿栽培をが続けられなくなった理由に、2つのコストの問題があります。
1つは、外国産の安価な製品が市場に出回り、価格競争をしなければならなかったこと。
もう1つは、織る際に綿の糸は切れやすく、時間や原材料に無駄が生じ、製作コストが高くなってしまうことでした。
ポリエステル製の糸は織り手にとっては扱いやすい素材であることも事実です。
実際の肌触りはとても柔らかく、日本の藍染め職人さんもコットンと間違えるほどです。
ポリエステルの特徴は、乾きやすいことや、収縮しないこと。
ベタベタせずに揮発して、すぐに乾いてくれるので、涼しい肌触りです。
蒸し暑いフィリピンや日本の夏には適した素材でもあります。
四畳半商店として、できる限り自然の素材を使用したいという考えはあります。
ただ、だからと言って彼らが続けてきた伝統的な織りや育んできた文化を、今応援していかないことが、良い方向に向かうようには思えません。
2017年のフィリピン訪問の際にフィリピン農業省の支援事業として、「フィリピン産ピュアコットンを再生しよう」という動きがあることを知りました。
「フィリピン産のコットンで、もう一度織物ができたら素敵だね」
バンガー町にいる協力者も、この理想に共感してくれました。
今後、自然環境と共に人間の活動が、無理なく進んでいける方向に向かうこと念頭に置きつつ、皆様に現地の動きをお伝えしていきたいと思います。
四畳半商店 百々幸雄
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・特徴
手織りのため、非常に柔らかいです。
適度な織りの隙間が、涼しい肌触りです。
綿の柔らかさとポリエステルの乾きやすさが合わさった、さらっとした感触です。
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・大きさ: およそ 幅 720mm x 長さ 1550mm
・素材:ポリエステル 95%、コットン 5%
・生産地:フィリピン
・ギフト包装:可
・製品番号:BS-white
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【お取り扱い上の注意】
・手織りのため、手あらい洗濯をお勧めいたします。
強くこすらず、押すように洗ってください。ネット洗濯も可能です。
・ファスナーなどの、引っかかりやすいものにご注意ください。
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表示価格は税込みです。
価格3,800円