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2018/05/07 23:48


埼玉県の飯能にあった職業訓練校に一年間通いました。


全てのことが新しく新鮮で、今までで一番ワクワクした気分だったかもしれません。


昼飯を15分で済ませて、残りの時間を刃研ぎの練習にしていました。


かんな削りも、ノコの練習も、ノミでほぞ穴掘りも、全て楽しすぎました。


取り憑かれた様に、面白かった一年はあっという間に終わってしまいました。


卒業後、僕は埼玉の建具屋や長野の家具屋を転々としていました。


若かった僕は行く先々で、親方や先輩に衝突していました。


自分を見失っていた僕は、現実を見れなくなっていたのかもしれません。


僕は無謀にも、青年海外協力隊に挑戦しました。


英語は出来なかったけど、受かってしまいました。


「行ってこい」と社長は言ってくれました。


苦しい時に拾ってくれた社長には、感謝しきれません。


フィリピンでは高校生に、家具を教えていました。


上手くいかない事ばかりで、不登校にもなりました。


けど「楽しむこと」や「自分らしく生きること」を学びました。


短期ボランティアで3年目のフィリピンにも行き、ココナッツを使った工芸品を開発して製作指導していました。


本当に忙しくて、とても一年じゃ足りなかったけど、今もTannyが「Cocoタートル」を作り続けてくれているのが、本当に嬉しいです。


自分がしっかりしていないと、人を支援なんてできないと実感しました。


僕はまだ自分が出来ている状態ではなかったと、今振り返って思います。


こうして偶然、フィリピンに巡り合いました。


この偶然は何かの縁だと思って、大切にしていきたいと思っています。


日本では知られていない、フィリピンの手仕事がたくさん知れた事は、本当よかった。


若かったあの頃、逃げる様に飛び出した事で、今こうしてフィリピンや今の挑戦に繋がっている。


フィリピンに行ったことで、日本への興味も強くなった。


外を見て、自分の内を見るようになった。


僕自身の木のモノづくりや、小さい頃から好きだった古民家を使って、モノを売るだけじゃなく、いろんな人が気持ちの良い場を作りたい。


失敗してクタクタになって良い。


受け止めて、しなやかになって、成長したい。


挑戦あるのみ。


皆さま、応援よろしくお願い致します。